ガニアシ
研究によって、『ガニアシ』に含まれる各種天然成分が、 日々の健康維持に効果的であることが実証され、健康食品素材として注目されています。
■「ガニアシ」とは?
豊富な栄養素や機能性がある
『ガニアシ』とは、昆布の、岩にはりついている根の下の部分(仮根)のことです。 昆布の根っこである根昆布のさらに下の部分をガニアシと言います。 見た目がカニに似ていることから、東北や北海道南部漁師達の間で、 ガニアシと呼ばれるようになったことが名前の由来とされています。
●ガニアシに含有される成分
ガニアシは大変硬く、料理には、不向きなことから長い間不要な部分として廃棄されていました。 しかし近年、ガニアシの研究が進むにつれてさまざまな新しい成分が発見され、 ガニアシの部分には、葉の部分よりも豊富な栄養素や機能性があることがわかりました。 ガニアシには、昆布の約2倍のミネラルが含まれ(35%)、 アルギン酸・フコイダン・セルロース・ステロールなどの多糖類や食物繊維は昆布の1.7倍(51%)も含まれています。 特にガニアシには、2種類のフコイダン(GA-フコイダン、L-フコイダン)が含まれているのが特長で、 専門の分野でも熱い注目を浴びる成分になっています。
- ▼フコイダン
- ガニアシにはL-フコイダンとGA-フコイダンという2種類のフコイダンが含まれています。 フコイダンは健康維持に効果的な働きをする物質として注目されており、 さまざまな医療機関で研究がされています。
- 【関連項目】: 『フコイダン』
- ▼セルロース
- セルロースは不溶性の食物繊維のひとつです。 食物繊維のため、体内でほとんど消費されないため、便を増やし、 腸の動きを活性化させる働きがあり、おなかの調子を整える効果があります。
- ▼アルギン酸
- アルギン酸は昆布やワカメなどの海藻に含まれているヌルヌルした成分で、天然の食物繊維です。 血圧を抑える、余分なコレステロールの吸収を押さえるという効果があります。 また、水を蓄える性質があるため、便を適度にやわらかくし、 おなかを刺激して調子を整える効果もあります。
- 【関連項目】: 『アルギン酸』
- ▼ミネラル
- 昆布はミネラルを豊富に含んでいますが、ガニアシには昆布の約2倍のミネラルが含まれています。 また、このミネラルの中でも特にカリウムが豊富で、昆布が3〜6%であるのに対し、 ガニアシは10〜13%のカリウムを含んでいます。 カリウムは塩分を抑える働きがあるため、減塩作用が期待されます。
海の生命の源を食すると、代謝機能と免疫力がアップするので、体調がよくなって、元気になります。
また、お通じがよくなり、寝つきもよくなります。さらに、フコイダンは悪い細胞の増殖を抑制する働きがあるとされており、
健康維持への効果があるといわれている素材です。
このように 、天然素材からの成分が、健康維持に有用であることが証明されているガニアシですが、
健康のみではなく『頭髪】にも効果があることが期待されています。
●ガニアシの効果