■白菜
●中国医学の考え方
白菜には体の余分な熱を取り、「津液」を生じさせて体を潤す作用があります。 風邪による発熱や咳を鎮め、体に熱が溜まることによるのどの渇き、消化不良など胃腸の不調を改善することも期待できます。 冬は辛い料理や熱性の食材を摂りがちで、体内に熱がこもりやすい時期です。 体の外側は温めて体を守りつつ、体内の熱や胃腸をすっきりさせましょう。 また、白菜には精神的なイライラを鎮める作用も期待できます。
●主な栄養素と働き
白菜は、コラーゲンの合成を助けたり酸化を防ぐビタミンCや、摂り過ぎたナトリウムを排泄して高血圧を予防・改善するカリウムを含みます。 緑色の部分には、免疫の働きを正常に保つβ-カロテンも含みます。 また、アブラナ科の野菜に特有のイソチオシアネートという抗酸化物質が含まれていて、生食するとより効率よく摂れるとされています。