間質性肺炎
肺胞の間質の炎症で呼吸機能が低下
■症状と特徴
肺胞間質と呼ばれる肺胞と肺胞の間の部分に起こる炎症を、間質性肺炎といいます。 肺胞間質に炎症が起こることで、組織がつぶれたり、弾力がなくなったりして硬くなる線維化が起こり、呼吸機能が低下します。 そのため、乾いた咳と息切れが起こり、体を動かしたときの息切れは、呼吸器疾患の中でも特に強く現れます。
■原因
膠原病や感染症、薬剤、放射線、粉塵の吸入などさまざまですが、 原因が不明のものも多く、原因不明なものをまとめて特発性間質肺炎といい、 特発性間質肺炎は、厚生労働省指定の難病の一つになっています。 これらの識別は治療方針にも関わるため、専門医を受診しましょう。
(上記内容は2021年現在のものです)