ミネラルウォーターとは?
『ミネラルウォーター』には、その名前のとおり私達の身体に必要不可欠な様々なミネラルが含まれています。 ミネラルには効果を発揮する「グッドバランス」があり、それぞれの成分をバランスよく採ってこそ、健康維持ができるといえます。
■ミネラル不足を解消
『ミネラルウォーター』には、その名前のとおり私達の身体に必要不可欠な様々なミネラルが含まれています。
中でも最も多く含まれているのが、現代人に特に不足している「カルシウム」。
当然ながら単純に「ミネラルウォーター」を飲むことでミネラル不足を解消できます。
もし、ミネラルが不足してしまったら・・・・・
それは体の様々なところが元気をなくし、ひいてはガン、糖尿病、骨粗鬆症など、
生活習慣病に繋がってしまうといわれています。
なぜなら、ミネラルには効果を発揮する「グッドバランス」があるからです。
それぞれの成分をバランスよく採ってこそ、健康維持ができるといえます。
●「ミネラル」とは
「ミネラル」とは人間の身体に必要な微量元素のことです。
炭水化物やタンパク質のように大量に必要ではありませんが、体内で合成することができないため、
食物や飲み水から摂取しなければなりません。
ミネラルウォーターの主なミネラル成分は
- カルシウム(水の硬度に関係)
- マグネシウム(水の硬度に関係)
- ナトリウム
- カリウム
の4種類です。ミネラルは水の味わいにも関係し、カルシウムは甘味、マグネシウムは苦味や渋味、
ナトリウムやカリウムは塩味を感じさせるといわれているのですが、いずれも微量なのではっきりと甘味や塩味を
感じさせるものではありません。ミネラルウォーターの専門家が言うには「量よりバランスが大事」ということです。
例えば、カルシウムが突出して多いと「重たく」感じるそうです。成分と味の関係は規格化しづらく、
ミネラルウォーターはワインのように「・・・・・の感じ」と、味わいが表現されます。
最近注目されている水のミネラル成分には、「サルフェート(硫酸イオン)」「重炭酸塩(重炭酸イオン)」
があります。サルフェートはにがり成分でデトックス効果、重炭酸塩は消化を助ける効果があるといわれています。
(ただし、このような効能の表記は日本では薬事法により規制されているため飲料メーカーはアピールしていません。
ラベルの成分表示に明記されていることがあるので、参考にするとよいでしょう)
●ミネラルウォーターの軟水と硬水の違い
ミネラルウォーターは「軟水」「中軟水」「硬水」の3種類に分けることができます。 「軟水」は「やわらかい水・まったりした水」、「硬水」には「硬い水・飲みごたえのある水」というイメージを 持っている人もいると思いますが、実はこの違いは、 「ミネラルウォーターに含まれるミネラルの成分量」の違いです。 ミネラルのうちでもカルシウムとマグネシウムの分量を計算した数値(硬度:単位mg/g)で、 軟水・硬水が分類されます。分類の基準は複数ありますが、日本の飲料メーカーは、
- 軟水・・・・・硬度100mg/g以下
- 中軟水・・・・硬度100〜300mg/g
- 硬水・・・・・硬度300mg/g以上
とキリのよい数字で分類しています。
日本の水はほとんどが軟水で、硬度が高いものでも中軟水です。ヨーロッパの水には硬度1500以上のものもありますが、
これは地層の違い(ヨーロッパはカルシウムやマグネシウムを含む水成岩が多く、日本は火山岩が多い)と、
地形や降水量の違いによるものです。また、日本の水でも関東と関西では質が違い、関東はやや軟水、
関西はより軟水という説がありますが、これは数値に顕著に現れるものではなく、感覚的な違いのようです。
軟水を飲みなれている日本人は、軟水を飲みやすいと感じ、硬水には飲みごたえを感じるようです。
◆超硬水とダイエット
「モデルが愛飲」との評判が広がり、硬度1000mg/g以上の超硬水「コントレックス」「クールマイヨール」 などのミネラルウォーターををダイエット目的で飲む女性も少なくありませんが、 実際には、ミネラルウォーター自体にはダイエット効果はないようです。 ダイエットに効果的といわれる理由は、日本人は硬度の高い水を飲みなれていないので、お腹がゆるくなり、 便秘改善につながることがある、ということのようです。
◆ミネラルウォーターと料理との相性
調理に使う場合は、ミネラル成分の少ない軟水が、素材の持つうま味をやさしく引き出すそうです。 硬水はミネラルが豊富なので、ミネラル成分とうま味成分が結合し、しっかりした味を作ります。 なので、軟水は素材勝負の和風料理や短時間の煮物、日本茶などに向き、 中軟水は鍋物、しゃぶしゃぶ、長時間の煮物、スープストック、紅茶、コーヒーなど、 硬水は料理よりもスポーツ時やダイエット時のミネラル補給に向いているといわれています。
●「ナチュラルウォーター」と「ミネラルウォーター」
一般にミネラルウォーターというとイメージするのは「採水地でそのままボトリングしたミネラル豊富な天然水」ですが、 それは「ナチュラルミネラルウォーター」のことです。 海水を使った「海洋深層水」や電気分解処理をした「イオン水」は「ボトルドウォーター」 になります。 なお、日本の基準では、加熱殺菌していても「ナチュラルミネラル」と表示してよいことになっているのですが、 ヨーロッパではどんな殺菌処理も行ってはならないと規定されています。
特定の水源 | ミネラル成分含有 | 科学的・物理的処理 | ||
ナチュラル | - | ウォーター | なし | ナチュラルでミネラルの少ない水 |
- | ミネラル | ウォーター | あり | 原水混合などの調整をした水 |
ナチュラル | ミネラル | ウォーター | なし | もっともナチュラルでミネラル豊富な水 |
(ボトルド) | ウォーター | あり | 上のカテゴリー外のいろいろな水 |
●有機酸とミネラルウォーター
レモンやお酢に含まれる「有機酸」にはミネラルの吸収を高めてくれる働きがあります。 水に、少しレモンを絞っていれるだけで効果的です。 さらに、水の飲み方は、1回にミネラルウォーターを飲む定量は180cc、大体コップ1杯程度までと言われています。 それ以上だとミネラルが吸収しきれなくなってしまうそうです。
●高濃度酸素ミネラルウォーター
激しい運動をすると酸素量が急激に低下して脳の動きが鈍くなり、
疲れの元となる乳酸を処理する機能が衰えてしまいます。
また、現代人は、窓を締め切った部屋、オフィス、地下街、満員電車など酸素濃度が20%
(大気中の酸素濃度は21%といわれる)の密閉空間で過ごすことが多いため、
常に酸素不足の危険がつきまとっています。
酸素濃度が1%下がるだけで、動悸、息切れ、めまいなどのさまざまな症状の原因につながってしまうので、
酸素を血液中に多く取り込むことは、細胞の代謝を活発にすることにつながります。
●ミネラル炭酸水
「ミネラル炭酸水」とは、地中の天然ガスとミネラルウォーターが結合した、 炭酸ガス入りの硬水のミネラルウォーターのことです。 効用としては、筋肉の疲労回復、血行促進、冷え症の予防、消化促進、便秘解消効果があると言われています。